宝塚 逆瀬川にある洋食屋さんキュイジーヌ倶楽部様でのランチイベント。
無事に終了いたしました。
雨の宝塚でしたが、朝からお集まりいただきました皆様 ありがとうございました。
今回は羽のふわふわリース。
甘い色目の優しいリース。
リボン使いにみなさん工夫をされました。
レッスンのあとは、美味しいランチ。
和気あいあいとした、アットホームなイベントとなりました
ご参加くださいました皆様 ありがとうございました。
宝塚 あいあいパーク 2階 カルチャールームにて。
12月15日 (日)10時 ~ 12時 クリスマスにちなんだレッスンを行います。
見学 大歓迎です。
体験レッスンも随時 受け付けております。
体験レッスン料
花材費 2500円
受講料 2100円
お気軽にお問い合わせくださいませ。
お申込み あいあいパークカルチャーまで。
0797-89-5933
今回のキッズレッスンはクリスマスリース!
幼稚園チームさんもがんばりました!!!
ナチュラルな小ヒバとサツマスギをベースに、いい香りのリースを作りました。
小さな手でリースの土台を持ち、片方の手でリースワイヤーを巻く。
難しかったと思いますが、最後の飾りつけまでやり遂げました!
きっとサンタさん来てくれるね
大人とキッズ向けフラワーアレンジメント教室レ・フルール主宰の幕谷由香さん。
子どもたちへのフラワーレッスンを始めて10年。節目の時に、教室の成り立ちを知っていただきたいとお考えです。華やかな笑顔が良く似合う、お花のような幕谷さんのこれまでと今、そして、これからを伺いました。
Q:お花を扱うお仕事をするようになった経緯をお話しいただけますか?
A:短大を卒業し、ずっと憧れだったアパレル企業「ワールド」に勤務していた22歳の頃、宝塚ホテルのお料理教室に通い始めました。作ったお料理をきれいに盛り付けたくて、食器に興味を持ち、全体的なテーブルセッティングにも意識が向きました。さらに、そこに飾るお花のアレンジメントを自分で作ってみたいと思うようになりました。
そこで、本格的に「お花を習おう!」と神戸新聞会館で行われていたアレンジメント教室で基礎科からきっちり学びました。本科修了間近に阪神大震災があり、神戸の教室もクローズする中悩んだ挙句、芦屋の師範科まで進むことを決めました。
卒業間近の春、結婚と同時に宝塚に転居。8月にワールドを退職し、宝塚にて自分のアレンジメント教室「レ・フルール」を開きました。
Q:「レ・フルール」という屋号に込められた想いはどのようなものですか?
A:フランス語で「お花たち・お花の集まり」という意味です。
教室に関わってくれる人たちお一人お一人がお花のような存在で、みんなで集えたらという想いが込められています。
レッスンの他に、神戸ハーバーランドのイタリアンレストランのプロデュースを任され、ブライダルも担当しておりました。
お花の世界にもトレンドがあり、突き詰めるほど「もっと勉強したい!」という気持ちになり、フランスのエコールドクレアシオン日本校のブーケ専科で学びました。
その後、イギリスのコンスタンススプライ日本校で、プロフェシェンシーコースを修了。
アン王女のご婚礼のアレンジメントを担当された先生から、技術だけでなく「アレンジメントとは何か」「お花を扱うものとして、どう生きるべきか」というマインドも叩き込まれました。
私は、レッスンではGパンは履きません。「アレンジメントとは本来エレガントなもの。作品やライン、表現にエレガントさを追及するならば、自身がエレガントでいなくてはならない。
身なりや行動、服装はセンスそのもの。フラワーデザイナーとして心配りできる女性になりなさい、仕草も女性らしくありなさい」と教わりました。
その教えは非常に納得で、今でも人前に立つときには、最低限の身だしなみはマナーだと思っています。
ブライダルのお仕事も順調で、TV局内のアレンジメントの大きなお話しが来た頃妊娠しました。
またとないお仕事のお話しでしたが、一人の人間を育てるという仕事もまた、腰掛け程度の気持ちではできない。
だから、ブライダルのお仕事も辞め、教室もおやすみしました。
周りからは「もったいない」「潔すぎる」と言われましたが、私は「お金に変えられないものを産むから」と自分の想いを貫きました。
Q:産後は、育児に専念されるのでしょうか?
A:生活の中で、ちょっと花瓶にお花を挿す程度は楽しんでいましたが、産後約3年は、全くアレンジメントをしたいという気持ちになりませんでした。
子どもと一緒にいることが楽しかったです。
どんなことでも「できないと思わない子」に育てたくて、「子どもがいるからできない」とは思わないようにしました。
どうしたら、子どもと一緒に楽しめるだろう、誰に協力を仰げばできるだろう、自分の興味をどう子どもの経験にしてあげられるだろう、そんなことを考えていました。
Q:再度、レ・フルールをやってみようと思われたのはいつごろですか?
A:息子が幼児教室で、はさみを使えるようになったのを見て、「これなら、一緒にお花も楽しめるかも」と思い、お花屋さんに連れて行き、好きな花を選ばせてみました。
すると、子どもでもできるんです。すごく楽しそうにしていました。
それを見て、母だからこそできるアレンジメントやアプローチの仕方があると感じました。
子どもやお母さんの気持ちも、母になったからこそわかります。
「次にするなら、この形だ」と感じました。
幼稚園のお友だちとアレンジメントを楽しむ季節ごとのイベントを数回行った後、息子が小1の時に、本格的に「レ・フルール」を復活させるイベントを堂島ホテルで行いました。
最初は、HPもお友だちのママが作ってくれたものでした。
Q:レ・フルールでの活動を通して伝えたいことはどんなものですか?
A: お花はかぐわしく、美しいもの。メッセージ性もあります。
まず、その「お花」そのものを身近に感じて欲しいです。
キッズレッスンでは、上手かどうかという部分には重きを置いていません。
「こういうものを創り上げたい」という自分の気持ちを大事に表現する場と捉えています。
長年レッスンを続けると、いろいろな技術は身につき、上手にもなります。そして、お誕生日会で自分が先生役になってお友だちに教えたりする子もいます。花が好きな子たちが育っています。
技術だけでなく、花を通して自分を表現する力を身に着けてもらいたいです。
時には、グループディスカッションをして、一つの作品を作り上げることもあります。
企画書を書くところから、話し合い、共に作り上げるということも学んで欲しいです。
一輪の花でも人を喜ばせることができます。そんな人の心の有り様がわかる子になってほしいです。
Q:今後、レ・フルールで叶えたい夢はどんなものですか?
A:アレンジメントのできる子を育て、現場で職業体験や実習できる、集える「場」を作りたいです。
例えば、今行っている「花贈りサービス」の手伝いなどができる「場」が欲しいです。
「花を贈る」と言っても、ただ贈れば良いというものではありませんよね。
例えば、1万円のお代金をそれ以上の価値にしてお返ししてこそ信頼されます。
そんな仕事に対する真剣な想いを感じて欲しいです。
また、将来、何かの折に、ふとキッズレッスンで学んだことを思い出してもらえたら嬉しいです。
「場」を設け、そこに「いつでも遊びにおいで」と駆け込み寺のように迎え入れることができたら素敵ですね。
Q:一人の女性としての夢はどのようなものですか?
A:ボディメイク格闘技を長年続けたり、ベリーダンスを習ったり、いろいろ楽しむ私ですが、自己表現することが好きですね。歌を歌うことも大好きです。
女性が働く大変さも感じますが、好きなことに心を尽くしていきたいです。
息子には、自分らしい生き方をしてほしいと思っているので、私自身も私らしい生き方をしたいです。
そのために、お花は欠かせない存在です。
児童施設にボランティアでアレンジメントレッスンに行ったとき、ある女の子が「先生のようなお花の先生になりたい」と言ってくれました。それまで夢がなかったけれど、今日、自分の夢ができたと。
その言葉を聴いた時、すごく良いお仕事をさせていただいているなと思いました。
好きなことができて本当に有り難いです。それも、人とのご縁や繋がりあってのこと。それは、何よりの財産だと思うので、これからも、人を大事にできる人でありたいです。